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ヤマト

ヤマト株式会社は、大手のメーカーで対応が難しい細部まで独自の審査基準を設け、製品の製造からサポートまでを行っている企業です。ものづくりに加えてコンサルティングや「熱のプロ」によるサーマルマネジメントにも力を入れています。ここではヤマトの特徴や画像、スペック、同社のサポート体制などをまとめました。

ヤマト公式HPキャプチャ
引用元:ヤマト公式HP
https://www.yamato-gr.jp/
目次

ヤマトが
手掛ける熱処理炉の特徴

ニーズに合わせた提案型の設計・製造

ヤマトでは、顧客の希望に合わせた設計で特注電気炉や乾燥炉を製造販売しています。加熱温度・昇温時間・制御や寸法などを話し合ったあと、それぞれに適したサイズと設計をデザインし、オーダーメイドの熱処理炉を提供します。

熱処理に関して、ユーザーからの要望に応えながらも顧客満足度を高めるための提案型設計・製作を心掛けています。加熱効率・熱源の最適化を実施し、どのような要求にも可能なかぎり対応しています。

炉の周辺部品も豊富に取り扱っている

ヤマトは炉の設計・製造だけではなく設備機器に付帯する周辺部品の製造も得意としています。

鋳造関係の製品としては各種ヒータ、給油ポンプやトランスファー管などを取り扱っており、アルミ浸漬高出力ヒータ「ALHYPER X」は産業技術総合研究所との共同開発によって誕生したオリジナル製品です。

加熱や産業機械のプロフェッショナル

ヤマトはものづくりの専門家集団であり、専門的な知識と経験を活かしてヒータ・センサ・工業炉・真空装置の部品〜装置の設計から製造・販売までを手掛けてきました。

厨房機器や産業機械に使用される設備機器の温度管理、加熱領域についてのノウハウが豊富であり、ISO9001:2015に準拠した品質マネジメントシステムを取得しています。

カーボンニュートラルやCO2削減にも力を入れており、ガス熱源ヒータから電気ヒータへの切り替えを推奨しています。顧客ごとに異なる課題や現状改善のための現地調査と把握を丁寧に行い、課題解決に適した製品を提案しています。

ヤマトの特徴まとめ

ヤマトでは工業炉の設計から販売、さらに設備へ使用する部品などの設計も手掛けています。顧客の目線に立ってものづくりに取り組んでおり、どのようなことでも相談できます。加熱や温度管理に関する知見を活かしたアドバイス・提案が受けられることもヤマトの魅力といえるでしょう。

トップページでは、日本工業炉協会の正会員の中でも、サポート体制が整っており、省エネ事業を行っている熱処理炉メーカー3選を掲載しています。失敗しないためのメーカー選びの参考にしてください。

メーカー選びに困らない!
信頼できる熱処理炉メーカー3選を
チェック

ヤマトが
手掛けている熱処理炉一覧

ヤマトが手掛けている熱処理炉
引用元:ヤマト公式HP
https://www.yamato-gr.jp/product/0311.html
種類 炉名 温度 加熱方法
熱処理炉 結晶成長炉
リチウムイオン電池電極材用連続焼成炉
MAX900℃ 空気、ガス、真空
管状炉 300℃(常用温度)〜400℃(最高出力温度)

ヤマトの基本情報

会社名 株式会社ヤマト
創業年月日 1993年9月
本社所在地 大阪府大阪市平野区長吉川辺4丁目1-16
営業時間 公式サイトに記載がありませんでした。
電話番号 06-6886-1555
URL https://www.yamato-gr.jp/
熱処理炉に求める効果から選ぶ
おすすめの熱処理炉メーカー3選

「日本工業炉協会」の正会員である工業炉メーカー112社のうち、熱処理炉を扱う62社を調査。
その中から、自動車業界、半導体業界、航空宇宙業界に必要な熱処理方法からメーカーを分類し、各社の熱処理炉の強みや特徴を紹介します。熱処理炉に求める効果から、自社に適した熱処理炉を選んでください。

合金鋼やステンレスなどの
耐摩耗性や耐疲労性
高めたいなら
パーカー熱処理工業
パーカー熱処理工業公式HP
※画像引用元:パーカー熱処理工業公式HP
(https://pnk.co.jp/)
おすすめの理由
表面熱処理に
特化した炉を扱う
  • 合金鋼やステンレスの窒化技術において特許を取得(※1)しており、耐食性を落とさずに耐疲労性や耐摩耗性を高める熱処理炉がある
  • 60年にわたる表面熱処理の経験を基に、省エネと高精度を追求した独自技術の開発を通じて品質向上を支援
表面処理ができる熱処理炉例
  • 真空浸炭炉「ICBP NANO」
  • 雰囲気制御式ガス窒化炉PCGNe
など
(※2 ともに省エネ補助金対象)

パーカー熱処理工業の
熱処理炉の種類や特徴を
公式HPで詳しく見る

電話で問い合わせしてみる

アルミニウムやマグネシウム
鋳物の軽さと高強度
両立させたいなら
北陸テクノ
北陸テクノ公式HP
画像引用元:北陸テクノ公式HP
(https://www.h-techno.com/)
おすすめの理由
アルミ熱処理に
特化した炉を扱う
  • 最大85℃の高水温で水冷することでアルミニウムやマグネシウムの歪みを減らしながら強度を高める熱処理が可能
  • 冷却水を常にクリーンに保つことで不純物の付着を低減でき、素材本来の特性を保持しつつ品質の高い製品づくりに貢献
T6ができる熱処理炉例
  • アルミニウム、マグネシウム鋳物のハイブリッドT6熱処理炉
  • アルミニウム、マグネシウム鋳物の連続T6熱処理炉

北陸テクノの
熱処理炉の種類や特徴を
公式HPで詳しく見る

北陸テクノに
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耐熱合金やチタンなどの
高温強度や耐食性
高めたいなら
大同特殊鋼
大同特殊鋼公式HP
画像引用元:大同特殊鋼公式HP
(https://www.daido.co.jp/)
おすすめの理由
耐熱処理に
特化した炉を扱う
  • 航空宇宙業界などで使われる非鉄系金属に対して2000℃レベルの高温での真空熱処理ができる熱処理炉がある
  • 独自の研究や開発を行っており、高温化で利用される金属に対する知見があることから高温強度や耐食性を高めるための技術提供ができる
耐熱処理ができる熱処理炉例
  • ローラーハース式超高温連続熱処理炉 SHRH
  • 急速ガス冷却式真空熱処理炉 QHS/QHN
など

大同特殊鋼の
熱処理炉の種類や特徴を
公式HPで詳しく見る

大同特殊鋼に
電話で問い合わせする

※1 参照元:特許情報プラットフォーム(https://www.j-platpat.inpit.go.jp/?uri=/c1801/PU/JP-2021-120471/11/ja)※2024年11月8日時点
※2 参照元:一般社団法人 環境共創イニシアチブ(https://sii.or.jp/koujou05r/system/search)※2024年11月8日時点
※参照元:日本工業炉協会 正会員一覧(https://www.jifma.or.jp/mem-search/official-lineup/)※2024年11月8日時点
素材特性と
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熱処理炉3選