広築では、効率よく工業炉の建設ができるよう事前施工をおこなっています。また、メンテナンス専門のチームが用意されているなど、サポート力も魅力。この記事ではそんな広築が扱っている熱処理炉の特徴や画像などをまとめています。導入の際はぜひ参考にしてください。

焼入炉、浸炭炉、窒化炉、焼きなまし炉、焼きもどし炉など、数多くの熱処理炉を取り揃えている広築。小型から大型の熱処理炉を揃えていますが、どれも多機能でさまざまな用途で利用できるのが特徴です。
中国、台湾、韓国、マレーシア、シンガポール、インドネシア、サウジアラビア、ドイツなど海外でも技術支援をおこなっており、熱処理に対する設計・施工の技術力や豊富な知見を持っています。
広築は炉の製造に留まらず、耐火物やプラント、焼却炉の建設まで対応可能。これまで培ってきた築炉技能をベースとしており、環境設備などの建設も依頼できます。
広築の強みは、事前施工をおこなっていること。自社工場で耐火物のライニング(厚い膜で表面処理をすること)や事前に組み立てておき、納入先での作業の軽減・納期の短縮を実現できます。もちろん、環境や省エネに配慮。現場からのフィードバックをもとに設計の改良・改善を繰り返しながらよりよい設備を施工しています。
広築では、保守・メンテナンスの専門チームを用意しています。定期メンテナンスだけでなく保守サービスにも力を入れており、代替部品や代替装置の供給などにも柔軟に対応しています。
熱処理は工程による製品品質を確保できず、不良品は後日になって(使用している段階で)判明することがある特殊工程です。そのため、広築ではサーモグラフィーによる表面温度測定も実施しています。
広築は、鉄・アルミなどに限らず、環境分野・新素材開発・大学や企業の研究所など、多岐にわたって必要な各種工業炉を施工しています。自社工場での事前施工が可能なので、短納期の要望やニーズにあった工業炉の建設が可能です。
また、専門のメンテナンスチームがあるため、万が一設備に不具合が起きても心強いと言えるでしょう。
トップページでは、日本工業炉協会の正会員の中でも、サポート体制が整っており、省エネ事業を行っている熱処理炉メーカー3選を掲載しています。失敗しないためのメーカー選びの参考にしてください。
メーカー選びに困らない!
信頼できる熱処理炉メーカー3選を
チェック

| 種類 | 炉名 | 温度 | 加熱方法 | 
|---|---|---|---|
| 金属熱処理装置 | SA油槽付無酸化焼入炉 | 600~1060℃ | - | 
| SAGガス冷却専用焼入・焼戻炉 | 500~1060℃ | - | |
| AVC加圧ガス冷却真空焼入炉 | 500~1250℃ | - | |
| SAD小型ガス浸炭焼入炉 | 800~950℃ | 150~400℃ | |
| RAガス雰囲気低温熱処理炉 | - | - | |
| RON簡易雰囲気焼鈍炉 | 100~530℃ | - | |
| RBC熱風循環式コンベア炉 | 100~450℃ | - | |
| RBH精密中温熱処理炉 | 100~560℃ | - | |
| LT精密低温熱処理炉 | ~280℃ | - | |
| RBM/RH流気式高温炉 | 100~550℃(RBM) 100~630℃(RH) | - | |
| TAF/TAF-H全自動繰返し焼戻炉 | 100~550℃(TAF) 100~630℃(TAF-H) | - | 
株式会社広築は、その創業以来の核となる技術の一つとして、耐火物施工について技術力と実績を築いてきました。高温を扱う各種工業炉において、その炉体を保護し、安定稼働を支えるために不可欠なのが耐火物です。広築は、この耐火物の選定から設計、施工、そしてメンテナンスまでを一貫して手掛けています。プラント全体の機能が滞りなく連携するよう設計・施工します。
広築のプラント施工は、鉄鋼、非鉄金属、セメント、ガラス、化学、電力など、様々な産業で利用される工業炉やその周辺設備(付帯設備)を含む全体の建設プロジェクトです。また、広築の強みである耐火物施工との融合により炉全体の性能と寿命を引き出すことが可能になります。
株式会社広築は、単に廃棄物を燃やすだけでなく、環境負荷の低減と資源の有効活用を考慮した焼却炉の建設を行う特徴があります。広築が手掛ける焼却炉は、一般廃棄物(ごみ)だけでなく、産業廃棄物、医療廃棄物、特殊廃棄物など、多種多様な性状の廃棄物に対応可能です。廃棄物の種類や量、性状(含水率、発熱量など)に応じて炉形式や燃焼方式を選定します。
製鋼工場部門は、想定値以内の精度で施工することで溶けた鉄を外部に漏らさない技術を持っているのが特徴です。また、炉内部耐火物を補修することで延命させるサービスを提供します。
耐火れんが加工部門は、工業炉の建設・メンテナンスにおいて不可欠な、耐火れんがの精密な加工と供給を担う部門です。工業炉の内部は、円筒形、テーパー、曲線など、非常に複雑な形状をしています。既成の耐火れんがだけでは対応できないため、炉の設計図に合わせて、ミリ単位での精密な切断、研磨、穴あけ、面取り、溝加工などを行える技術を持っています。
鋳鉄管工場部門は、工業炉や耐火物施工の専門技術に加え、特定の分野、特に鋳鉄管の製造工場においてもその技術とサービスを提供しています。
工業炉建設という専門分野で培った技術力とプロジェクト管理能力を活かし、土木工事も幅広く手掛けています。炉を建てるための基礎工事だけでなく、公共事業や民間建築工事における多様な土木ニーズに対応しているのが特徴です。
| 会社名 | 株式会社 広築 | 
|---|---|
| 創業年月日 | 1950年6月 | 
| 本社所在地 | 兵庫県姫路市広畑区正門通4-10-11(本社) | 
| 営業時間 | 8:00~16:30 | 
| 電話番号 | 079-236-0281 | 
| URL | https://www.hirochiku.co.jp/ | 
「日本工業炉協会」の正会員である工業炉メーカー112社のうち、熱処理炉を扱う62社を調査。
その中から、自動車業界、半導体業界、航空宇宙業界に必要な熱処理方法からメーカーを分類し、各社の熱処理炉の強みや特徴を紹介します。熱処理炉に求める効果から、自社に適した熱処理炉を選んでください。


