高砂工業の取り扱っている熱処理炉とその特徴、また企業情報や、設計から導入、メンテナンス・サービスについて調査してまとめました。熱処理炉をご検討の際には、ぜひご参照ください。
美濃焼で栄える岐阜県土岐市で、食器、タイル、瓦などを焼成する炉のメーカーとして設立し、現在、国内外30か国以上(※)のメーカーに提供しています。60年以上前から熱処理炉の研究開発を行ってきており、トンネルキルンや省エネ・生産性を叶える真空炉などの「TAKASAGO」ブランドの製品が自慢です。各企業から課題を丁寧にヒアリングし、適した製品を開発、設計しオーダーメイドしています。
多くの試験炉を所有していることが強みで、設計、製造にあたりテスト段階からサポートします。社内に3棟の試験棟を設置し、しっかりと材料が熱処理されるか、希望を叶えるためにはどのタイプの炉が適しているか、またその製造プロセスについて顧客とともに探ります。各種工業炉や、窯業、粉体、金属、ハイテク材料等さまざまな素材の真空炉、搬送ライン等、機械設備の試験から設計、製造、据付、メンテナンスまで、設計と製造工場が密に連携を取りあいながら、一貫して手掛けます。
少人数でプロジェクトチームを組んでいるため、突然の計画変更、突発的なトラブルもスピーディーに対応でき、それぞれの分野に特化した専門スタッフが常時顧客の疑問や要望に耳を傾けています。
また、顧客の多様なニーズに応えるために、数多くの試験を実施。独自開発かつ効率が良く、壊れない設備を納めてきた歴史のある企業です。
1953年に多くの生産量を誇る美濃焼で有名な岐阜県土岐市で、焼き物の焼成炉メーカーとして設立して以来、顧客のニーズに応えられる多様な炉の開発を続け、現在国内はもちろん30カ国以上の国の企業と取引をしています。多くの試験炉を有し、顧客に寄り添った炉をオーダーメイドで製造している企業です。
トップページでは、日本工業炉協会の正会員の中でも、サポート体制が整っており、省エネ事業を行っている熱処理炉メーカー3選を掲載しています。失敗しないためのメーカー選びの参考にしてください。
メーカー選びに困らない!
信頼できる熱処理炉メーカー3選を
チェック
種類 | 炉名 | 温度 | 加熱方法 |
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ロータリキルン | 電気加熱式ロータリキルン | 100℃~1,300℃ | 気体燃料(都市ガス、LPG)、液体燃料(重油、灯油)、電気 など |
ガス加熱式ロータリキルン | 100℃~1,300℃ | 気体燃料(都市ガス、LPG)、液体燃料(重油、灯油)、電気 など | |
内熱式ロータリキルン | 100℃~1,300℃ | 気体燃料(都市ガス、LPG)、液体燃料(重油、灯油)、電気 など | |
バッチ式ロータリキルン | 100℃~1,300℃ | 気体燃料(都市ガス、LPG)、液体燃料(重油、灯油)、電気 など | |
デスクトップロータリキルン | 100℃~1,300℃ | 気体燃料(都市ガス、LPG)、液体燃料(重油、灯油)、電気 など | |
真空デスクトップロータリキルン | 100℃~1,300℃ | 気体燃料(都市ガス、LPG)、液体燃料(重油、灯油)、電気 など | |
過熱水蒸気ロータリキルン | 100℃~1,300℃ | 気体燃料(都市ガス、LPG)、液体燃料(重油、灯油)、電気 など | |
特殊雰囲気+真空ロータリキルン | 100℃~1,300℃ | 気体燃料(都市ガス、LPG)、液体燃料(重油、灯油)、電気 など | |
乾留炭化炉 | 100℃~1,300℃ | 気体燃料(都市ガス、LPG)、液体燃料(重油、灯油)、電気 など | |
ローラハースキルン | 電気加熱式ローラハースキルン | 100℃~1,350℃ | 気体燃料(都市ガス、LPG)、液体燃料(重油、灯油)、電気 など |
燃焼式ローラハースキルン | 100℃~1,350℃ | 気体燃料(都市ガス、LPG)、液体燃料(重油、灯油)、電気 など | バッチ式キルン | シャトルキルン | 100℃~1,650℃ | 気体燃料(都市ガス、LPG)、液体燃料(重油、灯油)、電気 |
高温シャトルキルン | 100℃~1,650℃ | 気体燃料(都市ガス、LPG)、液体燃料(重油、灯油)、電気 | |
リジェネバーナキルン | 100℃~1,650℃ | 気体燃料(都市ガス、LPG)、液体燃料(重油、灯油)、電気 | |
台車昇降式キルン | 100℃~1,650℃ | 気体燃料(都市ガス、LPG)、液体燃料(重油、灯油)、電気 | |
過熱水蒸気台車昇降式キルン | 100℃~1,650℃ | 気体燃料(都市ガス、LPG)、液体燃料(重油、灯油)、電気 | |
横扉式キルン | 100℃~1,650℃ | 気体燃料(都市ガス、LPG)、液体燃料(重油、灯油)、電気 | トンネルキルン | トンネルキルン | 100℃~1,650℃ | 気体燃料(都市ガス、LPG)、液体燃料(重油、灯油)、電気 |
ユニハブキルン | 100℃~1,650℃ | 気体燃料(都市ガス、LPG)、液体燃料(重油、灯油)、電気 | |
マイクロキルン | 100℃~1,650℃ | 気体燃料(都市ガス、LPG)、液体燃料(重油、灯油)、電気 | その他キルン | メッシュベルトキルン | 100℃~1,350℃ | 気体燃料(都市ガス、LPG)、液体燃料(重油、灯油)、電気 など |
プッシャキルン | 100℃~1,650℃ | 気体燃料(都市ガス、LPG)、液体燃料(重油、灯油)、電気 など |
会社名 | 高砂工業株式会社 |
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創業年月日 | 1953年 |
本社所在地 | 岐阜県土岐市駄知町2321-2 |
営業時間 | 公式HPに記載がありませんでした。 |
電話番号 | 0572-59-1234 |
URL | https://www.takasago-inc.co.jp/ |
2023年5月末時点「日本工業炉協会」の正会員である企業113社の中から熱処理炉を扱っているメーカー58社を抽出。その中でサポート体制について公式サイトに明記されている25社から、令和4年度「先進的省エネルギー投資促進支援事業」の対象であった3社を掲載。そのうえで、おこないたい処理方法別に分けて、それぞれの企業の強みや特徴を紹介しています。省エネにつながり、長期的に付き合える熱処理炉メーカー選びの参考にしてください。
※選定基準
2023年5月末時点、「日本工業炉協会」(※2)の正会員一覧に掲載されている企業全113社を調査。すべての企業の中で「熱処理炉」を製造しているメーカーは58社ありました(焼入・焼戻炉(真空炉・浸炭炉含む)、焼きなまし炉(焼鈍炉)、焼きならし炉(焼準炉)、窒化炉を「熱処理炉」と定義しました)。
58社のうち、メンテナンスやアフターフォローをおこなっている旨を公式HPに明記していたメーカーは25社でした。さらに、25社の中から令和4年度の「先進的省エネルギー投資促進支援事業」の対象となっているメーカーのみ3社を選出しています。
パーカー熱処理工業…3社の中で扱っている表面熱処理炉の種類が最多。
東洋炉工業…3社の中で唯一、黒化処理炉を扱っている。
大同特殊鋼…3社の中で企業オリジナルの炉の種類が最多。
※1 参照元:省エネルギーセンター「平成29年度省エネ大賞[省エネ事例部門]受賞内容」PDF(https://www.eccj.or.jp/bigaward/winner17/pdf/e1.pdf)
※2 参照元:日本工業炉協会 正会員一覧(https://www.jifma.or.jp/mem-search/official-lineup/)