北陸テクノの手掛ける熱処理炉や工業炉について、特徴、設計から導入までのサポート、メンテナンス内容などをまとめて解説します。企業情報も紹介しているので、熱処理炉の導入を検討中の方はぜひ参考にしてみてください。
北陸テクノでは熱処理炉としてT6シリーズを提供しています。これはアルミニウムやマグネシウムの鋳造製品の溶体化処理、焼入れ、時効処理を行うものです。冷却時は~85℃の高水温で水冷することで歪みを低減。また製品を引き取り、自社工場で熱処理を実施して納品する熱処理加工サービスにも対応しています。
熱処理炉は温度管理の精度が高く、鋳造製品の強度・硬さが向上。熱処理時は循環ファンと高速バーナで熱風が循環しますが、可変式スリットノズル構造により炉内全体の温度差を低く抑えます。さらに、水温と水質にもこだわり、保湿性を担保する蓋を使用することで、冷却水をクリーンな状態に維持。それによって、高品質な製品づくりと生産性アップを目指すことができます。
北陸テクノは熱処理炉のほか、アルミ溶解保持炉やアルミ電気式保持炉などの工業炉の製造も手掛けているメーカーです。アルミ溶解保持炉のラインナップはプレサーブ炉、コンビネーション溶解システム、溶湯循環型アルミ連続溶解保持炉、ポット溶解システムなど多彩。アルミ電気式保持炉では、縦型浸漬ヒーターVH炉やアンダーヒーター炉を製造しています。1993年の創業以来、多様化する業界のニーズに応えられるよう開発を続けている企業です。
北陸テクノは、アルミニウムやマグネシウム鋳物の軽さと高強度を実現するための熱処理炉に強みをもっています。特に、60℃~85℃の高水温での水冷技術を駆使し、歪みを抑えながら強度を高める技術に長けているのが特徴です。さらに、冷却に使用する水の水質管理にも注力しており、不純物の付着を低減することで、より高品質な製品作りに貢献しています。
T6熱処理炉シリーズをはじめとする多様な顧客のニーズに応じた適切な製品を提供する北陸テクノは、軽量かつ高強度な鋳物製品の製造に欠かせないパートナーです。
トップページでは、日本工業炉協会の正会員の中でも、サポート体制が整っており、省エネ事業を行っている熱処理炉メーカー3選を掲載しています。失敗しないためのメーカー選びの参考にしてください。
メーカー選びに困らない!
信頼できる熱処理炉メーカー3選を
チェック
種類 | 炉名 | 温度 | 加熱方法 |
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アルミ電気式保持炉 |
縦型浸漬ヒーターVH炉 |
- | - |
アンダーヒーター炉 | - | - | |
アルミ溶解保持炉 | プレサーブ炉 | - | - |
コンビネーション溶解システム | - | - | |
溶湯循環型アルミ連続溶解保持炉 | - | - | |
ポット溶解システム | - | - | |
SPWバーナー搭載スパイラル炉 | - | - | |
スパイラル炉 | - | - | |
熱処理炉 | T6熱処理炉シリーズ | 最大520℃ | ガス燃焼熱風循環式 |
会社名 | 北陸テクノ株式会社 |
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創業年月日 | 1993年1月 |
本社所在地 | 富山県射水市青井谷1-8-3 |
営業時間 | 8:30~17:00 ※土曜、日曜、祝日定休 |
電話番号 | 0766-57-1400 |
URL | https://www.h-techno.com/ |
「日本工業炉協会」の正会員である工業炉メーカー112社のうち、熱処理炉を扱う62社を調査。
その中から、自動車業界、半導体業界、航空宇宙業界に必要な熱処理方法からメーカーを分類し、各社の熱処理炉の強みや特徴を紹介します。熱処理炉に求める効果から、自社に適した熱処理炉を選んでください。