メーカー選びにはもう失敗しない!【熱処理炉図鑑】 » 熱処理炉を製造・販売するメーカー一覧 » 中日本炉工業

中日本炉工業

工業炉の専門メーカーである中日本炉工業は、「熱処理技術集団」を目指してさまざまな熱処理炉や熱処理技術を提供し続けている企業です。中日本炉工業が手掛ける熱処理炉の特徴や画像、スペック、同社のサポート体制などをまとめました。熱処理炉の導入・買い替え前に、ぜひ中日本炉工業をチェックしてください。

中日本炉工業公式HPキャプチャ
引用元:中日本炉工業公式HP
https://nakanihon-ro.co.jp/
目次

中日本炉工業が
手掛ける熱処理炉の特徴

中日本炉工業を代表するNVFシリーズは
夜間の作業を自動化できる

工業炉メーカーとして、幅広い熱処理技術を持つ中日本炉工業。中でも、NVFシリーズは中日本炉工業のヒット商品です。

NVF-P型「加圧冷却式真空熱処理炉」は、焼き入れ・焼き戻し・焼きなましなどの全体処理ができる熱処理炉。低温から高温まで対応し、良好な温度分布によって均一な焼入れと高い品質を担保できます。また、焼き入れと焼き戻しを夜間に行い、朝までに仕上げることが可能。納期の短縮や省人化につながる熱処理炉です。

小型から大型まで処理量に合わせて
選べるサイズを展開

最大30㎏の積載量であるNVF-30Pから、積載量最大1,000㎏のNVF-1000Pまで、8種類ものサイズを展開。さまざまなニーズに応える中日本炉工業の技術をしっかりと盛り込んでいます。熱処理の内製化を考えている方に適した熱処理炉と言えるでしょう。

そのほかにも、対流加熱付真空熱処理炉や真空ろう付け炉、真空油焼入れ炉、真空焼成炉など多彩な真空炉をラインナップ。さらに、小型ガス浸炭炉やバッチ式焼鈍炉といった熱処理炉も取り揃えています。

熱処理加工の受託もおこなっている

中日本炉工業では、自社製の炉を使用し熱処理の受託加工をおこなっています。在籍している熱処理技能士が対応しているため、安心して任せられるのが強み。特に、真空焼き入れや焼き戻し、ろう付け処理、固溶化処理など真空炉の熱処理仕上げを得意としています。

また、CVDコーティングも可能です。サイズは、φ320×600Hmm~φ490×800Hmmまで。合金鋼材・高速度工具鋼・ステンレス鋼・カーボン・セラミック・モリブデンなどさまざまな材料に対応しています。さらに、金属材料の分析や硬さ測定などもできるので、トラブル発生時や開発時に相談できるメーカーだと言えるでしょう。

中日本炉工業の特徴まとめ

中日本炉工業は、熱処理炉の中でも真空炉を得意としているメーカーです。夜間に焼入れや焼き戻しを行えるNVF-P型「加圧冷却式真空熱処理炉」は、サイズ展開も豊富なので、自社の処理量に合わせて選ぶことができます。

また、熱処理技能士が数多く在籍しており、熱処理の受託加工やCVDコーティング、分析なども依頼が可能。熱処理を委託したいと考えている加工業者はぜひ相談してみてはいかがでしょうか。

トップページでは、日本工業炉協会の正会員の中でも、サポート体制が整っており、省エネ事業を行っている熱処理炉メーカー3選を掲載しています。失敗しないためのメーカー選びの参考にしてください。

メーカー選びに困らない!
信頼できる熱処理炉メーカー3選を
チェック

中日本炉工業が
手掛けている熱処理炉一覧

中日本炉工業_熱処理炉例キャプチャ
引用元:中日本炉工業公式HP
https://nakanihon-ro.co.jp/kogyoro/NVF/
種類 炉名 温度 加熱方法
真空熱処理炉 NVF-P型 加圧冷却式真空熱処理炉 常用 500~1200℃/最高 1300℃ ヒーター
NVF-C型 対流加熱付真空熱処理炉 - -
NVF-B型 真空ろう付け炉 - -
NVF-V型 縦型真空炉 - -
NVF-OQ型 真空油焼入れ炉 - -
NVF-T型 真空置換式焼戻炉 - -
NVF-S型 真空焼結炉 - -
各種炉 小型ガス浸炭炉 - -
バッチ式焼鈍炉 - -
低温熱処理炉 - -
表面改質装置 - -

中日本炉工業の基本情報

会社名 中日本炉工業株式会社
創業年月日 1965年1月
本社所在地 愛知県あま市木折八畝割8
営業時間 公式サイトに記載がありませんでした。
電話番号 052-444-5141
052-444-7561(熱処理技術部)
URL https://nakanihon-ro.co.jp/
サポートも手厚い!
省エネを叶える熱処理炉メーカー3選

2023年5月末時点「日本工業炉協会」の正会員である企業113社の中から熱処理炉を扱っているメーカー58社を抽出。その中でサポート体制について公式サイトに明記されている25社から、令和4年度「先進的省エネルギー投資促進支援事業」の対象であった3社を掲載。そのうえで、おこないたい処理方法別に分けて、それぞれの企業の強みや特徴を紹介しています。省エネにつながり、長期的に付き合える熱処理炉メーカー選びの参考にしてください。

表面処理をしたいなら
パーカー
熱処理工業
パーカー熱処理工業公式HP
※画像引用元:パーカー熱処理工業公式HP
(https://pnk.co.jp/)
真空炉
浸炭炉
窒化炉
真空浸炭炉
軟窒化炉
など
熱処理炉の特徴
  • 表面処理技術に特化した専門メーカー
  • 徹底的に熱を管理でき、安定的な製品を提供できる
サポート体制の特徴
  • 取り扱うすべての熱処理炉で試作が可能
  • 拠点数が多くメンテナンスや修理を依頼しやすい

公式HPで熱処理炉の
特徴や種類を見る

電話で問い合わせしてみる

パーカー熱処理工業
について詳しく見る

黒化処理をしたいなら
東洋炉工業
東洋炉工業公式HP
※画像引用元:東洋炉工業公式HP
(http://www.toyo-ro.com/)
メッシュベルト式連続熱処理炉
黒化処理炉
変成炉
など
熱処理炉の特徴
  • オリジナル方式で開発した、黒化処理炉を扱う
  • メッシュベルト式連続熱処理炉で省エネ大賞を受賞(※1)している
サポート体制の特徴
  • 年末年始以外、年間362日の受付対応が可能
  • 契約状況に応じて現地に担当者を派遣している

公式HPで熱処理炉の
特徴や種類を見る

電話で問い合わせしてみる

東洋炉工業
について詳しく見る

全体処理をしたいなら
大同特殊鋼
大同特殊鋼公式HP
※画像引用元:大同特殊鋼公式HP
(https://www.daido.co.jp/)
プレミアムSTC炉
超低露点雰囲気熱処理炉
など
熱処理炉の特徴
  • 新素材・新技術開発に強く全体熱処理から対応できる
  • 独自開発した炉を数多く販売している
サポート体制の特徴
  • メンテナンスだけでなく、改造や改良も可能
  • 希望の設計にカスタマイズできる

公式HPで熱処理炉の
特徴や種類を見る

電話で問い合わせしてみる

大同特殊鋼
について詳しく見る

※選定基準
2023年5月末時点、「日本工業炉協会」(※2)の正会員一覧に掲載されている企業全113社を調査。すべての企業の中で「熱処理炉」を製造しているメーカーは58社ありました(焼入・焼戻炉(真空炉・浸炭炉含む)、焼きなまし炉(焼鈍炉)、焼きならし炉(焼準炉)、窒化炉を「熱処理炉」と定義しました)。
58社のうち、メンテナンスやアフターフォローをおこなっている旨を公式HPに明記していたメーカーは25社でした。さらに、25社の中から令和4年度の「先進的省エネルギー投資促進支援事業」の対象となっているメーカーのみ3社を選出しています。
パーカー熱処理工業…3社の中で扱っている表面熱処理炉の種類が最多。
東洋炉工業…3社の中で唯一、黒化処理炉を扱っている。
大同特殊鋼…3社の中で企業オリジナルの炉の種類が最多。
※1 参照元:省エネルギーセンター「平成29年度省エネ大賞[省エネ事例部門]受賞内容」PDF(https://www.eccj.or.jp/bigaward/winner17/pdf/e1.pdf)
※2 参照元:日本工業炉協会 正会員一覧(https://www.jifma.or.jp/mem-search/official-lineup/)

省エネを叶える
熱処理炉メーカー
3選