ロボットを核としながら多彩な事業・技術をあわせ持つ総合機械メーカーの不二越。この記事では、そんな不二越が取り扱っている熱処理炉について調べてまとめました、導入の際はぜひ参考にしてください。
不二越では熱処理装置として「真空浸炭炉 エンカーボ」という製品を扱っています。
炭素濃度管理が不要かつ浸炭の深さは時間と温度のみで管理。制御は簡単なパネル操作で完結するのが特徴です。安全性にも配慮しており、フレームレスで火災の心配がありません。浸炭ガスには、アセチレンより安全なエチレンを使用し、CO2の排出がなく地球環境にも配慮しています。
「真空浸炭炉 エンカーボ」のほか、「小型パッチ式真空浸炭炉 エンカーボ NVC-1」があり、こちらは多品種少量生産に向いています。冷却ムラの発生を抑え、歪みが少ない油槽設計です。
また、オプションとして自動化ラインの構築が可能。搬送装置、焼き戻し、前後洗浄、浸炭処理までのプロセスに対応しています。ほかにも、リファイニング機構、浸炭窒化機構、対流加熱機構、遠隔監視システムなどさまざまなオプションを用意。必要に応じてカスタマイズできます。
不二越は材料から加工技術、機能部品、ロボットなど多彩な事業・技術をあわせ持つ総合機械メーカーとして、積極的に持続可能な社会の実現に取り組んでいます。
環境に配慮した商品づくりはもちろんのこと、カーボンニュートラルに向けて太陽光発電システムを導入し、電力由来のCO2排出量を削減。今後もより一層再生可能エネルギーを活用し、生産ラインの革新化や工場再編などに取り組んでいく、未来志向のメーカーです。
ロボットを核とした総合機械メーカーの不二越。材料から部品、加工まで可能なメーカーとして、ものづくりの発展に貢献しています。取り扱っている熱処理炉は安全性や環境に配慮されているのが特徴です。受託加工もおこなっているので、真空浸炭処理をお任せすることもできます。
トップページでは、日本工業炉協会の正会員の中でも、サポート体制が整っており、省エネ事業を行っている熱処理炉メーカー3選を掲載しています。失敗しないためのメーカー選びの参考にしてください。
メーカー選びに困らない!
信頼できる熱処理炉メーカー3選を
チェック
種類 | 炉名 | 温度 | 加熱方法 |
---|---|---|---|
熱処理装置 | 真空浸炭炉 エンカーボ | - | - |
会社名 | 株式会社不二越 |
---|---|
創業年月日 | 1928年12月21日 |
本社所在地 | 東京都港区東新橋1丁目9番2号地図 汐留住友ビル17階 |
営業時間 | 記載なし |
電話番号 | 03-5568-5111 |
URL | https://www.nachi-fujikoshi.co.jp/ |
2023年5月末時点「日本工業炉協会」の正会員である企業113社の中から熱処理炉を扱っているメーカー58社を抽出。その中でサポート体制について公式サイトに明記されている25社から、令和4年度「先進的省エネルギー投資促進支援事業」の対象であった3社を掲載。そのうえで、おこないたい処理方法別に分けて、それぞれの企業の強みや特徴を紹介しています。省エネにつながり、長期的に付き合える熱処理炉メーカー選びの参考にしてください。
※選定基準
2023年5月末時点、「日本工業炉協会」(※2)の正会員一覧に掲載されている企業全113社を調査。すべての企業の中で「熱処理炉」を製造しているメーカーは58社ありました(焼入・焼戻炉(真空炉・浸炭炉含む)、焼きなまし炉(焼鈍炉)、焼きならし炉(焼準炉)、窒化炉を「熱処理炉」と定義しました)。
58社のうち、メンテナンスやアフターフォローをおこなっている旨を公式HPに明記していたメーカーは25社でした。さらに、25社の中から令和4年度の「先進的省エネルギー投資促進支援事業」の対象となっているメーカーのみ3社を選出しています。
パーカー熱処理工業…3社の中で扱っている表面熱処理炉の種類が最多。
東洋炉工業…3社の中で唯一、黒化処理炉を扱っている。
大同特殊鋼…3社の中で企業オリジナルの炉の種類が最多。
※1 参照元:省エネルギーセンター「平成29年度省エネ大賞[省エネ事例部門]受賞内容」PDF(https://www.eccj.or.jp/bigaward/winner17/pdf/e1.pdf)
※2 参照元:日本工業炉協会 正会員一覧(https://www.jifma.or.jp/mem-search/official-lineup/)