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熱処理炉によるガラスの製造について

我々の生活の中でよく目にするガラスやガラスで作られた製品は、熱処理が行われています。そんな熱処理炉によるガラスの製品について、熱処理炉の使用事例を挙げながら紹介します。

目次

熱処理炉で製造されるガラスとは?

熱処理炉は、日常の中でよく見かけるものから工業製品まで、幅広い製品を加工できます。ガラス加工にも使われており、窓ガラスやガラスを使った工芸品まで、幅広いガラス製品製造に使われています。

また、ガラス製品を加工できる熱処理炉はバリエーションが豊富で、電気ヒータ式やガスバーナ式、小型の炉もあります。使用用途・目的に応じて選べるのが特徴です。

ガラスの製造に活用される熱処理炉の事例

日本ガスエンジニアリング株式会社

日本ガスエンジニアリング株式会社のガラス溶解炉「びゐど炉」の特徴は、火を包み込むような設計で、局部加熱を抑える効果があります。ガラス溶解量や加熱方法(都市ガス・LPガス・電気)などの自由度が高い仕様で、導入しやすいでしょう。オープンポットタイプもあり、ガラスを効率よく加熱できるデザインです。

参照元:日本ガスエンジニアリング株式会社(https://www.nihongas-eng.co.jp/products/glass_art/entry6.html

栄進空調株式会社

栄進空調株式会社のガラス加熱炉は、太陽電池パネル等の大型ガラスの加工や乾燥、ガラスモジュラ成形の加熱、接着剤の加熱乾燥用に設計されています。搬送装置がついているため、予熱炉から加熱炉へとパレット状に積んだ状態で工程を進められる熱処理炉です。

参照元:栄進空調株式会社(http://www.eishinkucho.co.jp/oven007.htm

ガラス以外にも熱処理炉の基礎知識をチェックしよう

工業製品から工芸品まで、さまざまなガラスの製造に使われる熱処理炉。サイズ感や仕様、ガスか電気かの加熱方法など、さまざまなバリエーションがあり、用途によって選択可能です。

ちなみに、ガラスだけでなく、ガラスをはめるサッシにも熱処理は行われており、我々の生活の中で非常に多くの製品が熱処理をしているのがわかります。ガラスやその他製品にも熱処理が行われているので、その他の使用用途についてもチェックしてみてください。

当サイトでは、熱処理炉の基本的な事柄や注意したいリスクアセスメント、温度管理や火災事例などを取り上げています。以下のページも導入前の参考にしてください。

サポートも手厚い!
省エネを叶える熱処理炉メーカー3選

2023年5月末時点「日本工業炉協会」の正会員である企業113社の中から熱処理炉を扱っているメーカー58社を抽出。その中でサポート体制について公式サイトに明記されている25社から、令和4年度「先進的省エネルギー投資促進支援事業」の対象であった3社を掲載。そのうえで、おこないたい処理方法別に分けて、それぞれの企業の強みや特徴を紹介しています。省エネにつながり、長期的に付き合える熱処理炉メーカー選びの参考にしてください。

表面処理をしたいなら
パーカー
熱処理工業
パーカー熱処理工業公式HP
※画像引用元:パーカー熱処理工業公式HP
(https://pnk.co.jp/)
真空炉
浸炭炉
窒化炉
真空浸炭炉
軟窒化炉
など
熱処理炉の特徴
  • 表面処理技術に特化した専門メーカー
  • 徹底的に熱を管理でき、安定的な製品を提供できる
サポート体制の特徴
  • 取り扱うすべての熱処理炉で試作が可能
  • 拠点数が多くメンテナンスや修理を依頼しやすい

公式HPで熱処理炉の
特徴や種類を見る

電話で問い合わせしてみる

パーカー熱処理工業
について詳しく見る

黒化処理をしたいなら
東洋炉工業
東洋炉工業公式HP
※画像引用元:東洋炉工業公式HP
(http://www.toyo-ro.com/)
メッシュベルト式連続熱処理炉
黒化処理炉
変成炉
など
熱処理炉の特徴
  • オリジナル方式で開発した、黒化処理炉を扱う
  • メッシュベルト式連続熱処理炉で省エネ大賞を受賞(※1)している
サポート体制の特徴
  • 年末年始以外、年間362日の受付対応が可能
  • 契約状況に応じて現地に担当者を派遣している

公式HPで熱処理炉の
特徴や種類を見る

電話で問い合わせしてみる

東洋炉工業
について詳しく見る

全体処理をしたいなら
大同特殊鋼
大同特殊鋼公式HP
※画像引用元:大同特殊鋼公式HP
(https://www.daido.co.jp/)
プレミアムSTC炉
超低露点雰囲気熱処理炉
など
熱処理炉の特徴
  • 新素材・新技術開発に強く全体熱処理から対応できる
  • 独自開発した炉を数多く販売している
サポート体制の特徴
  • メンテナンスだけでなく、改造や改良も可能
  • 希望の設計にカスタマイズできる

公式HPで熱処理炉の
特徴や種類を見る

電話で問い合わせしてみる

大同特殊鋼
について詳しく見る

※選定基準
2023年5月末時点、「日本工業炉協会」(※2)の正会員一覧に掲載されている企業全113社を調査。すべての企業の中で「熱処理炉」を製造しているメーカーは58社ありました(焼入・焼戻炉(真空炉・浸炭炉含む)、焼きなまし炉(焼鈍炉)、焼きならし炉(焼準炉)、窒化炉を「熱処理炉」と定義しました)。
58社のうち、メンテナンスやアフターフォローをおこなっている旨を公式HPに明記していたメーカーは25社でした。さらに、25社の中から令和4年度の「先進的省エネルギー投資促進支援事業」の対象となっているメーカーのみ3社を選出しています。
パーカー熱処理工業…3社の中で扱っている表面熱処理炉の種類が最多。
東洋炉工業…3社の中で唯一、黒化処理炉を扱っている。
大同特殊鋼…3社の中で企業オリジナルの炉の種類が最多。
※1 参照元:省エネルギーセンター「平成29年度省エネ大賞[省エネ事例部門]受賞内容」PDF(https://www.eccj.or.jp/bigaward/winner17/pdf/e1.pdf)
※2 参照元:日本工業炉協会 正会員一覧(https://www.jifma.or.jp/mem-search/official-lineup/)

省エネを叶える
熱処理炉メーカー
3選