タナベが手掛ける熱処理炉についてやその特徴、設計から導入、メンテナンスサービスについて、企業情報等を調べてまとめましたので、熱処理炉をご検討の際にはぜひご参照ください。
タナベは、乾燥炉、焼付炉などの防錆処理設備からマッフル焼成炉、熱風循環式竪型加圧焼成炉などの焼成設備、トレイ搬送ローラーハースキルン・連続式急速加熱炉、鋼材加熱設備、真空炉、真空脱脂炉、真空焼結炉、カーボンヒータ設備、電線製造用焼鈍炉や焼付炉、脱脂・焼鈍炉、過熱水蒸気設備などに対応。創業から現在まで積み上げてきた熱処理炉の豊富な実績とノウハウを核として、熱システムの事業領域を溶解・精錬から新素材、さらに環境分野へと広げています。
新潟県糸魚川市は姫川河畔の工業団地に技術、総務・業務の管理機能の本社部門と製缶工場、機械工場、組立工場の工場部門を有しています。東京都中央区日本橋にも営業本部がありますが、本社工場には約50名の設計者と分野別に配置された技術者が在籍し、生産部門を持つ技術会社として「熱とFAのトータルシステム」を提供。顧客のニーズに合わせて、設計から製作、工場テスト、現地据付調整まで一貫してサポートします。
新潟県糸魚川市寺町にも工場を有し、工場設備のメンテナンスサービスを行うテクノサービスチームが組織されています。さらにOEM等設計・制御の技術力を結集し、その総合力で適したシステムを提供。具体的には自動化・省力化機器の設計・製作、各種部品の委託加工をしています。また、鋳造チームと制御営業チームがあり、官庁・民間向けに制御設備の各種リニューアル、新規製作システムを提供しています。
タナベは、創業以来100年の豊富な実績とノウハウをもとに、人と環境にやさしいものづくりを進めています。防錆処理設備から焼成設備、トレイ搬送ローラーハースキルン、鋼材加熱設備、真空炉、カーボンヒータ設備、電線製造用焼鈍炉や焼付炉、脱脂・焼鈍炉、過熱水蒸気設備などにも一貫して対応できる技術力が強みです。
トップページでは、日本工業炉協会の正会員の中でも、サポート体制が整っており、省エネ事業を行っている熱処理炉メーカー3選を掲載しています。失敗しないためのメーカー選びの参考にしてください。
メーカー選びに困らない!
信頼できる熱処理炉メーカー3選を
チェック
種類 | 炉名 | 温度 | 加熱方法 |
---|---|---|---|
防錆処理用炉 | 乾燥炉 | - | - |
焼付炉 | - | - | |
焼成炉 | マッフル焼成炉 | ~900℃ | - |
熱風循環式竪型加圧焼成炉 | 300℃~400℃ | ガスバーナー熱風循環式 | |
トレイ搬送ローラーハースキルン | 最高400℃ | バーナー加熱による熱風循環 | |
連続式急速加熱炉 | ヒータ加熱 | 1,000℃ | 真空炉 | 真空炉 | 最高2,400℃ | - |
真空脱脂炉 | 500℃~850℃ | 電気ヒータ | |
真空焼結炉 | 2,000℃以上 | - | カーボンヒータ式炉 | カーボンヒータ式ロータリーキルン | 最高2,500℃ | カーボンヒータ |
カーボンヒータ式高温雰囲気炉 | 2,000℃以上 | - | 電線製造処理用炉 | 焼鈍炉 | - | - |
焼付炉 | - | - | |
脱脂・焼鈍炉 | - | - | 電線製造処理用炉 | 過熱水蒸気式バッチロータリーキルン | 最高1,000℃ | 電気ヒータ方式 |
過熱水蒸気式連続ロータリーキルン | 最高1,000℃ | ガスバーナー、電気ヒータ | |
過熱水蒸気式バッチ炉 | - | - | |
過熱水蒸気式メッシュベルトオーブン炉 | 最高900℃ | - |
会社名 | 株式会社タナベ |
---|---|
創業年月日 | 1922年 |
本社所在地 | 新潟県糸魚川市大字大野978 |
営業時間 | 2022年11月時点で、記載がありませんでした。 |
電話番号 | 025-552-1601 |
URL | http://tanabe-co.co.jp/ |
2023年5月末時点「日本工業炉協会」の正会員である企業113社の中から熱処理炉を扱っているメーカー58社を抽出。その中でサポート体制について公式サイトに明記されている25社から、令和4年度「先進的省エネルギー投資促進支援事業」の対象であった3社を掲載。そのうえで、おこないたい処理方法別に分けて、それぞれの企業の強みや特徴を紹介しています。省エネにつながり、長期的に付き合える熱処理炉メーカー選びの参考にしてください。
※選定基準
2023年5月末時点、「日本工業炉協会」(※2)の正会員一覧に掲載されている企業全113社を調査。すべての企業の中で「熱処理炉」を製造しているメーカーは58社ありました(焼入・焼戻炉(真空炉・浸炭炉含む)、焼きなまし炉(焼鈍炉)、焼きならし炉(焼準炉)、窒化炉を「熱処理炉」と定義しました)。
58社のうち、メンテナンスやアフターフォローをおこなっている旨を公式HPに明記していたメーカーは25社でした。さらに、25社の中から令和4年度の「先進的省エネルギー投資促進支援事業」の対象となっているメーカーのみ3社を選出しています。
パーカー熱処理工業…3社の中で扱っている表面熱処理炉の種類が最多。
東洋炉工業…3社の中で唯一、黒化処理炉を扱っている。
大同特殊鋼…3社の中で企業オリジナルの炉の種類が最多。
※1 参照元:省エネルギーセンター「平成29年度省エネ大賞[省エネ事例部門]受賞内容」PDF(https://www.eccj.or.jp/bigaward/winner17/pdf/e1.pdf)
※2 参照元:日本工業炉協会 正会員一覧(https://www.jifma.or.jp/mem-search/official-lineup/)