導入する熱処理炉に悩んでいるのであれば、製品について詳しく知れる展示会に参加してみるのがおすすめです。ここでは、熱処理炉の展示会に参加するメリットと開催事例を紹介します。
熱処理炉の展示会に参加するメリットは多々あります。なんといっても、気になっている製品について、より詳細な情報が入手できるのは大きなメリットといえるでしょう。
たくさんのメーカーが参加しているので、それぞれの担当者から話を聞いて比較するのにも役立ちます。また、製品について気になることやわからないことがある場合も専門的な知識を持った担当者に質問ができるので、その場で疑問が解決するのもメリットです。
導入を検討していた熱処理炉があったとしても、展示会に参加している他のメーカーを確認することにより、さらに理想に近い熱処理炉が見つかる可能性もあります。現段階でどの熱処理炉を導入するのかまだ決めかねているような場合も、製品に関する紹介を聞きながら検討できます。パンフレットなどを受け取ってくれば、あとからじっくり検討しやすいでしょう。
熱処理炉はどの製品を導入するのかによってできることや特徴が大きく異なるので、慎重に検討しなければなりません。導入するにあたり、失敗を避けるためにも展示会で得られる情報が役立つはずです。
実際にどのような展示会が開催されているのでしょうか。ここでは開催予定の事例や、過去の開催事例を紹介します。
2024年10月10日、11日にグランフロント大阪で開催予定の展示会です。 2019年には101社が出展し、今回は115社の出店を予定しています。来場者数の予想は3,500名です。
各種工業炉のほか、環境関連設備、カーボンニュートラル、燃焼機器・発熱体などが展示されます。
展示会は、熱処理炉に関する情報が入手できるだけではなく、担当者などに話を聞けるので疑問を解決しやすいです。
熱処理炉を導入しようと考えている方は、熱処理炉の基本情報についてもチェックしてみてください。以下のページでは熱処理炉に関しておさえておきたい情報を紹介しています。ぜひご覧ください。
2023年5月末時点「日本工業炉協会」の正会員である企業113社の中から熱処理炉を扱っているメーカー58社を抽出。その中でサポート体制について公式サイトに明記されている25社から、令和4年度「先進的省エネルギー投資促進支援事業」の対象であった3社を掲載。そのうえで、おこないたい処理方法別に分けて、それぞれの企業の強みや特徴を紹介しています。省エネにつながり、長期的に付き合える熱処理炉メーカー選びの参考にしてください。
※選定基準
2023年5月末時点、「日本工業炉協会」(※2)の正会員一覧に掲載されている企業全113社を調査。すべての企業の中で「熱処理炉」を製造しているメーカーは58社ありました(焼入・焼戻炉(真空炉・浸炭炉含む)、焼きなまし炉(焼鈍炉)、焼きならし炉(焼準炉)、窒化炉を「熱処理炉」と定義しました)。
58社のうち、メンテナンスやアフターフォローをおこなっている旨を公式HPに明記していたメーカーは25社でした。さらに、25社の中から令和4年度の「先進的省エネルギー投資促進支援事業」の対象となっているメーカーのみ3社を選出しています。
パーカー熱処理工業…3社の中で扱っている表面熱処理炉の種類が最多。
東洋炉工業…3社の中で唯一、黒化処理炉を扱っている。
大同特殊鋼…3社の中で企業オリジナルの炉の種類が最多。
※1 参照元:省エネルギーセンター「平成29年度省エネ大賞[省エネ事例部門]受賞内容」PDF(https://www.eccj.or.jp/bigaward/winner17/pdf/e1.pdf)
※2 参照元:日本工業炉協会 正会員一覧(https://www.jifma.or.jp/mem-search/official-lineup/)