大正10年に大阪府で硅石鉱山の経営を開始した中央炉材鉱業は、耐火物の製造を中心に日本各地で築炉工事を行っている会社です。平成8年にはTOPIC流動床式焼却炉の散気盤に対する特許権を取得し、平成23年には取鍋加熱システムを開発しました。ここでは、中央炉材鉱業の特徴や画像、スペック、同社のサポート体制などをまとめました。
中央炉材鉱業は、エンジニアリング機能とメンテナンスによって得られた情報を活用し、耐火物の特性を活かした炉の設計・施工を行っています。日本全国の事業所や製造所を中心として、加熱炉や溶解炉、電気炉などの築炉設計・施工・付帯設備の納入を実施してきました。
1000℃以上の高温にさらされる炉は大きなダメージを受けるため、的確な補修が必要になります。中央炉材鉱業では試験やシミュレーションだけでは把握しきれない炉内の状況などを、メンテナンスを通して的確に把握します。
中央炉材鉱業では、膨大な製品を扱う商社機能の充実と、「ODD(オンデマンドデリバリー)システム」を構築しています。耐火物の専門商社として、国内外を問わず製品を調達し、顧客に適したものを厳選して提供しています。
設備の大型化や省エネ化といったニーズにも応えるため、製品の研究開発にも積極的に取り組んでいます。社内の営業担当者と技術者、協力工場が一体となって開発を進めながら、顧客の要望に応えています。
主な実績として、2021年には電気炉・取鍋予熱装置の燃焼設備エンジニアリング、製鋼工場の電気炉・付帯設備(熱間補修機・炭粉サイロ・炭粉吹込み装置など)のエンジニアリングや、加熱炉/電気炉・搬送設備のエンジニアリングを行いました。
加熱炉/電気炉・搬送設備のエンジニアリングでは、省エネルギー化や生産性向上といった目的で加熱炉や焼鈍炉の新設や改造を手掛けています。
中央炉材鉱業では長年の実績と経験を活かし、現場でのメンテナンスから得られた結果も踏まえて加熱炉や焼鈍炉の新設・改修などを手掛けています。耐火物の納入は日本全国で専門の職人が担当しており、アメリカ・カナダ・メキシコ・台湾・ベトナムなどの海外地域でも活動の場を広げるなど顧客重視の姿勢が高く評価されています。
トップページでは、日本工業炉協会の正会員の中でも、サポート体制が整っており、省エネ事業を行っている熱処理炉メーカー3選を掲載しています。失敗しないためのメーカー選びの参考にしてください。
メーカー選びに困らない!
信頼できる熱処理炉メーカー3選を
チェック
種類 | 炉名 | 温度 | 加熱方法 |
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熱処理炉(加熱炉/溶解炉/電気炉/焼鈍炉) | − | − | − |
会社名 | 中央炉材鉱業株式会社 |
---|---|
創業年月日 | 1948年9月 |
本社所在地 | 大阪府大阪市西区土佐堀1丁目6番16号 |
営業時間 | 公式サイトに記載がありませんでした。 |
電話番号 | 06-6443-4051 |
URL | http://www.chuorozai.co.jp/ |
2023年5月末時点「日本工業炉協会」の正会員である企業113社の中から熱処理炉を扱っているメーカー58社を抽出。その中でサポート体制について公式サイトに明記されている25社から、令和4年度「先進的省エネルギー投資促進支援事業」の対象であった3社を掲載。そのうえで、おこないたい処理方法別に分けて、それぞれの企業の強みや特徴を紹介しています。省エネにつながり、長期的に付き合える熱処理炉メーカー選びの参考にしてください。
※選定基準
2023年5月末時点、「日本工業炉協会」(※2)の正会員一覧に掲載されている企業全113社を調査。すべての企業の中で「熱処理炉」を製造しているメーカーは58社ありました(焼入・焼戻炉(真空炉・浸炭炉含む)、焼きなまし炉(焼鈍炉)、焼きならし炉(焼準炉)、窒化炉を「熱処理炉」と定義しました)。
58社のうち、メンテナンスやアフターフォローをおこなっている旨を公式HPに明記していたメーカーは25社でした。さらに、25社の中から令和4年度の「先進的省エネルギー投資促進支援事業」の対象となっているメーカーのみ3社を選出しています。
パーカー熱処理工業…3社の中で扱っている表面熱処理炉の種類が最多。
東洋炉工業…3社の中で唯一、黒化処理炉を扱っている。
大同特殊鋼…3社の中で企業オリジナルの炉の種類が最多。
※1 参照元:省エネルギーセンター「平成29年度省エネ大賞[省エネ事例部門]受賞内容」PDF(https://www.eccj.or.jp/bigaward/winner17/pdf/e1.pdf)
※2 参照元:日本工業炉協会 正会員一覧(https://www.jifma.or.jp/mem-search/official-lineup/)