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インダクトサームグループジャパン

誘導加熱の分野では世界のリーディングカンパニーとして活躍をしているインダクトサームグループジャパン。このページでは、そんなインダクトサームグループジャパンが扱っている熱処理炉やその特徴、同社のサポートについて紹介しています。

インダクトサームグループジャパン公式HPキャプチャ
引用元:インダクトサームグループジャパン公式HP
https://inductothermgroup.jp/
目次

インダクトサームグループ
ジャパンが手掛ける熱処理炉の
特徴

さまざまな真空炉を取り揃えている

インダクトサームグループジャパンでは、航空宇宙、自動車や工具産業などの分野で利用されている真空熱処理炉から、抵抗加熱に代わる高温誘導加熱式真空炉、熱処理時に付着する成形用油やプレス加工用油を除去する真空脱油炉などさまざまな真空炉も販売。ニーズにあった製品の提案が可能です。

豊富なサイズから熱処理炉を選べる

交換コストを低減し、電力消費量も抑えられる横型真空熱処理炉は8種類、高温での耐久性に優れている誘導真空熱処理炉は6種類と、さまざまなサイズを用意しています。自社製品のチャージ量に合わせて適切なサイズの熱処理炉が導入可能です。

そのほかにも、熱処理に関わる工業炉も種類豊富に製造・販売。また、インダクトサームの溶解炉設備を導入すると、セーフティキットの配布など安全面にも配慮したきめ細やかなサービスを受けられます。

スタッフの配置や予備部品のストックも
充実

お客様がご使用中の装置において緊急事態が発生した際に備えて、訓練を受けた経験豊富なスタッフを配置しているだけでなく、常に豊富な予備部品を国内にストック。必要な場合には迅速に部品交換をおこなうことが可能です。

そのほか、大型コイルの修理についても国内でおこなうなど、どのような緊急事態でも対応できる体制を整えています。グローバル企業ながらも、国内の体制もしっかりしているのがポイントと言えるでしょう。

インダクトサームグループ
ジャパンの特徴まとめ

設備導入の際は「セーフティキット」を配布するなど、安全教育にも力を入れているインダクトサームグループジャパン。

装置において緊急事態が発生した際に備え、予備部品を国内にストックしたり、訓練を受けた経験豊富なスタッフを配置していたり、高い技術力と頼れるサポート体制が魅力のメーカーです。

トップページでは、日本工業炉協会の正会員の中でも、サポート体制が整っており、省エネ事業を行っている熱処理炉メーカー3選を掲載しています。失敗しないためのメーカー選びの参考にしてください。

メーカー選びに困らない!
信頼できる熱処理炉メーカー3選を
チェック

インダクトサームグループ
ジャパンが手掛けている熱処理炉
一覧

インダクトサームグループジャパン_熱処理炉例キャプチャ
引用元:インダクトサームグループジャパン公式HP
https://inductothermgroup.jp/products/horizontal-vht-furnaces-横型真空熱処理炉/
種類 炉名 温度 加熱方法
レール・圧延ロール焼き入れ装置 圧延ロール焼入れ装置 - -
レール焼入れ装置 - -
誘導スキャン装置(高周波焼入れ) Statiscan® IV 高周波焼入れ装置 - -
Statiscan® II 高周波焼入れ スキャニング装置 - -
VHT - 真空熱処理およびロウ付け 上部投入式真空熱処理炉 - 1600℃までは熱電対、2200℃までは放射温度計でヒータを制御
VCAP - 真空キャップ炉 真空キャップ炉 - -
チューブヒータ/シームアニーラ シームアニーラ (シーム焼きなまし) - -
フルボディアニーラ(鋼管焼きなまし) - -
アルミパイプアニーラ アルミパイプアニーラ - -
シングル & マルチ 線材用誘導加熱装置 ばね鋼用 誘導加熱装置 - -
真空炉(コンサーク) 横型真空熱処理炉 - -
誘導真空熱処理炉 - -
真空脱油炉 - -

インダクトサームグループ
ジャパンの基本情報

会社名 インダクトサームグループジャパン株式会社
創業年月日 1982年
本社所在地 兵庫県神戸市西区南別府1丁目3-10
営業時間 記載なし
電話番号 078-974-2552
URL https://inductothermgroup.jp/

インダクトサームグループジャパンのその他の製品

ガルバニーリングシステム

ガルバニーリングシステムとは、溶融亜鉛めっき鋼板にさらに熱処理を施すことで、表面の亜鉛めっき層と鋼板の鉄成分を合金化(焼きなまし)させるためのシステムです。高周波トランジスタ式インバータや特許技術のドアレスインダクタといった誘導加熱技術が用いられます。これにより、様々な優れた特性を持つガルバニール鋼板(合金化溶融亜鉛めっき鋼板)を製造することが可能になります。

塗装・コーティング乾燥装置

塗装・コーティング乾燥装置は、塗料やコーティング剤を製品表面に塗布した後、それらを硬化・乾燥させるための重要な設備です。電磁誘導の原理により、ワークを瞬時に設定温度まで加熱することが可能です。これにより、乾燥時間を大幅に短縮し、生産性の向上に寄与します。

スズリフロー装置

インダクトサームのスズリフロー装置は、STATITRON®(スタティトロン)と呼ばれる高周波トランジスタ式インバータを採用しています。これにより、従来の真空管式発振器に比べて電気効率が大幅に向上することが可能となりました。

溶接アニーリング装置

電磁誘導によりワーク自体を直接加熱するため、非常に効率が良く、短時間で必要な温度に到達させることができます。電磁誘導によりワーク自体を直接加熱するため、非常に効率が良く、短時間で必要な温度に到達させることができます。

ブースト加熱装置

ブースト加熱装置は、連続生産ライン、特に金属ストリップ(帯鋼)の熱処理ラインにおいて、既存の加熱能力を補強・増強し、生産性や品質を向上させるための誘導加熱システムです。インダクトサームのブースト加熱装置は「コンパクトな加熱装置」とされており、7000kWまでの出力を有しながらも、既存のラインに組み込みやすい設計になっています。

エッジ加熱装置

連続的に熱処理される鋼板の端部の温度を調整し、板全体の均一な物性を確保します。特に、ガルバニーリング前の均熱性を高める用途でも使用されます。誘導加熱システムは、一般的に従来の炉に比べてコンパクトであり、既存のラインへの組み込みが容易です。UNIEDGE®も「負担を軽減した設置と試運転時間」で導入できるとされています。

バー、ブルーム、ビレット加熱装置

バー、ブルーム、ビレット加熱装置は、製鉄所や非鉄金属工場において、圧延、鍛造、押出などの加工を行う前に、これらの半製品を適切な温度まで加熱するために使用されます。特に、誘導加熱方式が主流となっており、その効率性と精密な制御能力から多くのメリットを生み出すことが可能です。

厚板加熱 スラブヒータ・リヒータ

厚板加熱 スラブヒータ・リヒータとは、製鉄所の熱間圧延ラインにおいて、スラブと呼ばれる厚い鋼片を、圧延に適した高温まで加熱したり、再加熱したりするための装置です。また、高電力密度を持つ誘導加熱装置は、従来の大型ガス炉と比較してはるかにコンパクトです。

レール焼入れ装置

ガルバニーリングシステムとは、溶融亜鉛めっき鋼板にさらに熱処理を施すことで、表面の亜鉛めっき層と鋼板の鉄成分を合金化(焼きなまし)させるためのシステムです。高周波トランジスタ式インバータや特許技術のドアレスインダクタといった誘導加熱技術が用いられます。レールの寿命が延びることで、メンテナンスコストや交換費用も削減され、鉄道インフラ全体の経済性向上につながります。

Inductoforge® 鍛造用 モジュール式 ビレットヒータ

Inductoforge® 鍛造用 モジュール式 ビレットヒータは、インダクトサームグループが鍛造業界向けに開発した革新的な誘導加熱システムです。その特徴は、モジュール式設計にあり、これにより非常に高い柔軟性と効率性を実現しています。鍛造では、ビレット(素材)の表面から中心部まで、温度が均一であることが極めて重要です。Inductoforge®は、独自のiHAZ™温度プロファイルモデリングソフトウェアを活用し、ビレット断面全体の温度分布を正確に予測し、理想的な加熱レシピを作成できます。これにより、鍛造時の材料の流動性が改善され、製品の品質向上に貢献します。

Inductoforge® モジュール式バーヒータ

Inductoforge® モジュール式バーヒータは、インダクトサームグループが鍛造、圧延、温間成形、押出といった金属加工の分野向けに開発した誘導加熱装置です。個別制御の多電源方式(500Hz ~ 6kHzの幅広い周波数に対応)と先進の加熱テクノロジーにより、装置効率を実現します。

熱処理炉に求める効果から選ぶ
おすすめの熱処理炉メーカー3選

「日本工業炉協会」の正会員である工業炉メーカー112社のうち、熱処理炉を扱う62社を調査。
その中から、自動車業界、半導体業界、航空宇宙業界に必要な熱処理方法からメーカーを分類し、各社の熱処理炉の強みや特徴を紹介します。熱処理炉に求める効果から、自社に適した熱処理炉を選んでください。

合金鋼やステンレスなどの
耐摩耗性や耐疲労性
高めたいなら
パーカー熱処理工業
パーカー熱処理工業公式HP
※画像引用元:パーカー熱処理工業公式HP
(https://pnk.co.jp/)
おすすめの理由
表面熱処理に
特化した炉を扱う
  • 合金鋼やステンレスの窒化技術において特許を取得(※1)しており、耐食性を落とさずに耐疲労性や耐摩耗性を高める熱処理炉がある
  • 60年にわたる表面熱処理の経験を基に、省エネと高精度を追求した独自技術の開発を通じて品質向上を支援
表面処理ができる熱処理炉例
  • 真空浸炭炉「ICBP NANO」
  • 雰囲気制御式ガス窒化炉PCGNe
など
(※2 ともに省エネ補助金対象)

パーカー熱処理工業の
熱処理炉の種類や特徴を
公式HPで詳しく見る

電話で問い合わせしてみる

アルミニウムやマグネシウム
軽さと高強度
両立させたいなら
北陸テクノ
北陸テクノ公式HP
画像引用元:北陸テクノ公式HP
(https://www.h-techno.com/)
おすすめの理由
アルミ熱処理に
特化した炉を扱う
  • 最大85℃の高水温で水冷することでアルミニウムやマグネシウムの歪みを減らしながら強度を高める熱処理が可能
  • 冷却水を常にクリーンに保つことで不純物の付着を低減でき、素材本来の特性を保持しつつ品質の高い製品づくりに貢献
T6処理ができる熱処理炉例
  • アルミニウム、マグネシウムのT6熱処理炉
  • アルミニウム、マグネシウムの連続T6熱処理炉

北陸テクノの
熱処理炉の種類や特徴を
公式HPで詳しく見る

北陸テクノに
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耐熱合金やチタンなどの
高温強度や耐食性
高めたいなら
大同特殊鋼
大同特殊鋼公式HP
画像引用元:大同特殊鋼公式HP
(https://www.daido.co.jp/)
おすすめの理由
耐熱処理に
特化した炉を扱う
  • 航空宇宙業界などで使われる非鉄系金属に対して2000℃レベルの高温での真空熱処理ができる熱処理炉がある
  • 独自の研究や開発を行っており、高温化で利用される金属に対する知見があることから高温強度や耐食性を高めるための技術提供ができる
耐熱処理ができる熱処理炉例
  • ローラーハース式超高温連続熱処理炉 SHRH
  • 急速ガス冷却式真空熱処理炉 QHS/QHN
など

大同特殊鋼の
熱処理炉の種類や特徴を
公式HPで詳しく見る

大同特殊鋼に
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※1 参照元:特許情報プラットフォーム(https://www.j-platpat.inpit.go.jp/?uri=/c1801/PU/JP-2021-120471/11/ja)※2024年11月8日時点
※2 参照元:一般社団法人 環境共創イニシアチブ(https://sii.or.jp/koujou05r/system/search)※2024年11月8日時点
※参照元:日本工業炉協会 正会員一覧(https://www.jifma.or.jp/mem-search/official-lineup/)※2024年11月8日時点
素材特性と
効果で選ぶ
熱処理炉3選