富士電機の手掛ける熱処理炉や工業炉について、特徴、設計から導入までのサポート、メンテナンス内容などをまとめて解説します。企業情報も紹介しているので、熱処理炉の導入を検討中の方はぜひ参考にしてみてください。

富士電機はIH加熱方式を用いたアルミ溶解保持炉を開発しているメーカーです。IH加熱方式は従来のガス燃焼方式に比べて、エネルギー使用量を22%以上削減するのみでなく、CO2排出量を54%以上削減できるなど、省エネルギー化と環境負荷の低減が特徴です。また、燃焼ガスの排出がなく、騒音も少ないため、作業環境の改善も期待できます。さらに、鉄鍋の寿命が約5倍に延びるなど、運転性と設置の容易さも大きな強みです。
富士電機は、鋳造、鉄鋼および非鉄、電源装置などさまざまな分野に対応した工業電熱製品の開発や販売を手掛ける企業です。熱処理炉をはじめ、るつぼ形誘導炉、電縫管溶接装置、IGBT/MOSFET ユニット電源など、製品ラインナップは多岐にわたります。
また、IoT技術を活用した誘導炉のソリューションも提供しており、熱処理炉でのカーボンニュートラル実現をサポートします。
富士電機はパワー半導体とパワーエレクトロニクス技術を中心に、エネルギー事業や環境事業を展開する産業メーカーです。脱炭素社会の実現を目指し、再生可能エネルギーの提供、省エネ自動化などを通じて社会貢献に取り組んでいます。自社で開発および製造したパワー半導体を搭載したパワーエレクトロニクス機器、システムエンジニアリングなど、多岐にわたるサービスを包括的に提供しています
富士電機が手掛ける工業炉は、鋳造、鉄鋼、非鉄など幅広い産業分野で活用されています。IH式アルミ溶解保持炉をはじめ、るつぼ形誘導炉、電縫管溶接装置、IGBT/MOSFET ユニット電源など、30種類以上もの製品ラインナップが特徴です。炉の製造だけでなく、IoT技術を活用したソリューションサービスも提供しており、製造現場の生産性向上をトータルサポートしています。
トップページでは、日本工業炉協会の正会員の中でも、サポート体制が整っており、省エネ事業を行っている熱処理炉メーカー3選を掲載しています。失敗しないためのメーカー選びの参考にしてください。
メーカー選びに困らない!
信頼できる熱処理炉メーカー3選を
チェック

| 種類 | 炉名 | 温度 | 加熱方法 | 
|---|---|---|---|
| 誘導炉 | るつぼ形誘導炉(中/高周波) | - | - | 
| るつぼ形誘導炉(低周波) | - | - | |
| 鋳鉄用溝形誘導炉 | - | - | |
| 真空誘導炉 | - | - | 溶解保持炉 | IH式アルミ溶解保持炉 | 660 ~720℃ | IH加熱方式による | 
| 会社名 | 富士電機株式会社 | 
|---|---|
| 創業年月日 | 1923年8月29日 | 
| 本社所在地 | 東京都品川区大崎1-11-2 ゲートシティ大崎イーストタワー | 
| 営業時間 | 8:30〜12:00, 13:00〜17:00 ※土日祝日定休 | 
| 電話番号 | 0120-242-994 | 
| URL | https://www.fujielectric.co.jp/ | 
「日本工業炉協会」の正会員である工業炉メーカー112社のうち、熱処理炉を扱う62社を調査。
その中から、自動車業界、半導体業界、航空宇宙業界に必要な熱処理方法からメーカーを分類し、各社の熱処理炉の強みや特徴を紹介します。熱処理炉に求める効果から、自社に適した熱処理炉を選んでください。


