1937年創業のIHI機械システムは、安全かつ経済的に鉄を生産する高炉やコークス炉、焼結プラントなどの工業炉はもちろん、真空炉や真空浸炭炉などの熱処理炉を製造しているメーカーです。ここでは、IHI機械システムの特徴やサポート・メンテナンス、熱処理炉の画像などを掲載しています。
人間の生活に欠かすことのできない鉄。IHI機械システムでは、環境に配慮しながら鉄を安全かつ経済的に生産するための工業炉を提供。
熱処理事業向けには、真空熱処理炉をはじめ、高圧焼結炉、ホットプレス、高純化炉、真空浸炭装置、真空脱脂洗浄機など幅広い種類の熱処理設備を製造しています。
真空熱処理炉は、真空下での金属の焼き入れ、焼き戻しといったさまざまな用途に対応。そして、種類豊富なのが炭素材処理炉です。石炭や石油ピッチを原料とする炭素繊維向け炭化炉をはじめ、黒鉛化炉、炭素繊維複合材向けピッチ含浸炉、高温黒鉛化炉、半導体製造装置にも使われている炭素材の高純度処理用純化炉などを用意しています。
IHI機械システムでは、熱処理炉や熱処理設備を導入される方に向けて立ち上げ支援をおこなっています。検討時のサポートとして、サンプルテストや品質評価、顧客に合った熱処理条件の提案などをしているため、安心して導入できるでしょう。
また、熱処理工程で発生する歪みや品質の改善など新しい要素技術の開発なども積極的におこなっています。熱処理プロセス技術の情報収集も欠かしません。常に情報を刷新し、より良い熱処理設備の提供を目指しているメーカーです。
熱処理炉や熱処理に関わるさまざまな設備を導入する前から導入後までをサポート。
岐阜県に熱処理テクニカルセンターを設け、プロセス開発支援などをおこなっています。テクニカルセンターでは、技術情報の提供をはじめ、研究や開発時の支援、トラブルが起きた際のサポートに対応。新しい技術の導入や開発を考えている方は相談すると良いでしょう。
1937年創業のIHI機械システムは、鉄にまつわる工業炉や熱処理炉を数多く提供しています。また、発展を続けている熱処理事業向けにもさまざまなサポートをおこなっており、真空熱処理炉、高圧焼結炉、ホットプレスなど高品質な製品があるのも魅力です。
トップページでは、日本工業炉協会の正会員の中でも、サポート体制が整っており、省エネ事業を行っている熱処理炉メーカー3選を掲載しています。失敗しないためのメーカー選びの参考にしてください。
メーカー選びに困らない!
信頼できる熱処理炉メーカー3選を
チェック
種類 | 炉名 | 温度 | 加熱方式 |
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真空炉 | 横型真空炉 | 最高1,320℃ | - |
竪型真空炉 | 最高1,320℃ | - | |
多室型真空炉 | 最高1,300℃ | - | |
真空焼戻し炉 | 最高750℃ | - | |
焼結炉・焼成炉 | 竪型焼結炉 | 最高1,600℃/2,300℃ | - |
横型焼結炉 | 最高1,600℃/2,300℃ | - | |
高圧焼結炉(竪型・横型) | 最高1,600℃/2,300℃ | - | |
多室型・連続焼結炉 | - | - | |
黒鉛化炉・純化炉 | 誘導加熱式連続黒鉛化炉 | 2,800℃、常用2,600℃ | 誘導加熱 |
誘導加熱式連続黒鉛化炉 | 最高3,200℃ | 直接通電 | |
抵抗加熱式黒鉛化炉 | - | - | |
高純化炉 | - | - |
会社名 | 株式会社IHI機械システム |
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創業年月日 | 1937年 |
本社所在地 | 東京都江東区豊洲3-1-1 豊洲IHIビル |
営業時間 | 記載はありませんでした。 |
電話番号 | 03-6204-7800(代表) |
URL | https://www.ihi.co.jp/ |
2023年5月末時点「日本工業炉協会」の正会員である企業113社の中から熱処理炉を扱っているメーカー58社を抽出。その中でサポート体制について公式サイトに明記されている25社から、令和4年度「先進的省エネルギー投資促進支援事業」の対象であった3社を掲載。そのうえで、おこないたい処理方法別に分けて、それぞれの企業の強みや特徴を紹介しています。省エネにつながり、長期的に付き合える熱処理炉メーカー選びの参考にしてください。
※選定基準
2023年5月末時点、「日本工業炉協会」(※2)の正会員一覧に掲載されている企業全113社を調査。すべての企業の中で「熱処理炉」を製造しているメーカーは58社ありました(焼入・焼戻炉(真空炉・浸炭炉含む)、焼きなまし炉(焼鈍炉)、焼きならし炉(焼準炉)、窒化炉を「熱処理炉」と定義しました)。
58社のうち、メンテナンスやアフターフォローをおこなっている旨を公式HPに明記していたメーカーは25社でした。さらに、25社の中から令和4年度の「先進的省エネルギー投資促進支援事業」の対象となっているメーカーのみ3社を選出しています。
パーカー熱処理工業…3社の中で扱っている表面熱処理炉の種類が最多。
東洋炉工業…3社の中で唯一、黒化処理炉を扱っている。
大同特殊鋼…3社の中で企業オリジナルの炉の種類が最多。
※1 参照元:省エネルギーセンター「平成29年度省エネ大賞[省エネ事例部門]受賞内容」PDF(https://www.eccj.or.jp/bigaward/winner17/pdf/e1.pdf)
※2 参照元:日本工業炉協会 正会員一覧(https://www.jifma.or.jp/mem-search/official-lineup/)