三建産業
三建産業の取り扱っている熱処理炉とその特徴、また企業情報や、調達や設計から導入、メンテナンスなどを調査してまとめました。熱処理炉をご検討の際には、ぜひお役立てください。
https://www.sanken-sangyo.co.jp/
三建産業が手掛ける熱処理炉の
特徴
自社開発の炉で社会に貢献
独自開発の炉が多いのが特徴です。例えば、高温に加熱した鋼板をプレス成形と同時に急冷することで高強度化し、 自動車の軽量化と車体の高強度に求められる製品を製造するホットプレス成形用のローラーハース型加熱炉を開発・改良。自動車の鉄鋼分野などでCO2削減に貢献しています。そのほか自動車のアルミホイールのT6熱処理用として開発した多段搬送方式のウォーキングビーム式連続熱処理炉、連続式鋼管熱処理炉などがあります。
高品質な設計、グローバル調達、
短納期立ち上げ
顧客のニーズを形にするための創意工夫を凝らした設計が同社の強みです。テスト装置を使った実験や試作のほか、3次元CADや構造シミュレーション、流体解析などを導入しており、日々設計の質向上に取り組んでいます。また各設計に適したグローバル調達を行っており、国内外にある工場内で可能な限り組み立ててから、顧客の工場へと送っています。さらに高い生産管理技術をもって、顧客の工場で垂直立ち上げを実現し、短納期を叶えます。
国内外にメンテンナンス拠点がある
設備納入後も安心して使っていけるように、本社の広島の他、島根県安来市、富山県高岡市、大阪市淀川区、安城市、東京都千代田区、苫小牧市など全国各地7ヶ所、中国やタイ、インドネシアの海外グループ会社3ヶ所にメンテナンス拠点を設け、経験豊富なメンテナンススタッフが迅速に対応します。アルミ溶解炉、アルミ熱処理炉、鉄鋼用加熱炉、鉄鋼用熱処理炉、亜鉛鍍金炉など合わせて、毎年多数のメンテナンスを行っています。
三建産業の特徴まとめ
顧客の顕在・潜在するニーズを把握し、それに応える技術、製品を開発してきた多数の実績があります。また、世界規模で材料を調達し国内外にある製作拠点で可能な限り組み立ててから、顧客の工場へと送り、高い生産管理技術で工場内垂直立ち上げを行うことで短納期を実現。メンテンナンス拠点の多さや実績の多さも特長です。
トップページでは、日本工業炉協会の正会員の中でも、サポート体制が整っており、省エネ事業を行っている熱処理炉メーカー3選を掲載しています。失敗しないためのメーカー選びの参考にしてください。
メーカー選びに困らない！
信頼できる熱処理炉メーカー3選を
チェック
三建産業が手掛けている熱処理炉
一覧
https://www.sanken-sangyo.co.jp/products/onlyone/
| 種類 | 炉名 | 温度 | 加熱方法 |
|---|---|---|---|
| 熱処理炉 | T2、T4、T5、T6、T7熱処理炉 | - | 熱風循環方式 |
| 炉体移動式熱処理炉 | - | - | |
| 連続式鋼管熱処理炉 | - | - | |
| 加熱炉 | 特殊鋼圧延用無酸化加熱炉 | 1,300℃ | - |
| 連続式加熱炉(ウォーキングビーム式、ウォーキングハース式、プッシャー式、ロータリーハース式) | - | - | |
| ホットプレス用加熱炉 | - | 電熱ヒータ方式／ガス燃焼方式 | |
| ロール急速加熱炉 | - | - |
三建産業の基本情報
| 会社名 | 三建産業株式会社 |
|---|---|
| 創業年月日 | 1949年8月17日 |
| 本社所在地 | 広島県広島市安佐南区伴西3丁目1-2 |
| 営業時間 | 公式HPに記載がありませんでした。 |
| 電話番号 | 082-849-6790 |
| URL | https://www.sanken-sangyo.co.jp/ |
省エネを叶える熱処理炉メーカー3選
2023年5月末時点「日本工業炉協会」の正会員である企業113社の中から熱処理炉を扱っているメーカー58社を抽出。その中でサポート体制について公式サイトに明記されている25社から、令和4年度「先進的省エネルギー投資促進支援事業」の対象であった3社を掲載。そのうえで、おこないたい処理方法別に分けて、それぞれの企業の強みや特徴を紹介しています。省エネにつながり、長期的に付き合える熱処理炉メーカー選びの参考にしてください。
熱処理工業
（https://pnk.co.jp/）
- 表面処理技術に特化した専門メーカー
- 徹底的に熱を管理でき、安定的な製品を提供できる
- 取り扱うすべての熱処理炉で試作が可能
- 拠点数が多くメンテナンスや修理を依頼しやすい
（http://www.toyo-ro.com/）
- オリジナル方式で開発した、黒化処理炉を扱う
- メッシュベルト式連続熱処理炉で省エネ大賞を受賞(※1)している
- 年末年始以外、年間362日の受付対応が可能
- 契約状況に応じて現地に担当者を派遣している
（https://www.daido.co.jp/）
- 新素材・新技術開発に強く全体熱処理から対応できる
- 独自開発した炉を数多く販売している
- メンテナンスだけでなく、改造や改良も可能
- 希望の設計にカスタマイズできる
※選定基準
2023年5月末時点、「日本工業炉協会」(※2)の正会員一覧に掲載されている企業全113社を調査。すべての企業の中で「熱処理炉」を製造しているメーカーは58社ありました（焼入・焼戻炉（真空炉・浸炭炉含む）、焼きなまし炉（焼鈍炉）、焼きならし炉（焼準炉）、窒化炉を「熱処理炉」と定義しました）。
58社のうち、メンテナンスやアフターフォローをおこなっている旨を公式HPに明記していたメーカーは25社でした。さらに、25社の中から令和4年度の「先進的省エネルギー投資促進支援事業」の対象となっているメーカーのみ3社を選出しています。
パーカー熱処理工業…3社の中で扱っている表面熱処理炉の種類が最多。
東洋炉工業…3社の中で唯一、黒化処理炉を扱っている。
大同特殊鋼…3社の中で企業オリジナルの炉の種類が最多。
※1 参照元：省エネルギーセンター「平成29年度省エネ大賞[省エネ事例部門]受賞内容」PDF（https://www.eccj.or.jp/bigaward/winner17/pdf/e1.pdf）
※2 参照元：日本工業炉協会 正会員一覧（https://www.jifma.or.jp/mem-search/official-lineup/）