熱処理炉は新品だけでなく、中古でも販売されています。しかし中古品にはメリットとともにデメリットもあるため、今回の記事を参考にしながらどのように熱処理炉を選ぶべきか検討してください。
中古の熱処理炉を購入することには、次のようなメリットがあります。
まず導入費用を抑えられることが、中古の熱処理炉を購入するメリットとしてあげられます。自社の事業内容に合う中古の熱処理炉が見つかれば、コスト削減が可能です。また既に販売されている現品を購入できるため、納入までの期間が短い点もメリットです。必要なときに、すぐに導入できます。
導入を考えるなら、メリットとともにデメリットも知っておきましょう。
中古の熱処理炉を購入するデメリットとして、販売店によってはアフターサービスが不十分な場合や不具合が見つかる恐れがあります。また最新モデルが手に入りにくいため、型落ちのモデルに機能性の物足りなさを感じることもあるでしょう。
ECMテクノロジーは自社・他社を問わず、中古の熱処理炉を販売しているメーカーです。自社製品はオーバーホールが行われており、新品を購入したときと同じアフターサービスがつきます。リーズナブルに不安のない熱処理炉を購入したいと考えたときにも適しています。
多様な中古熱処理炉を販売していることが特徴である東洋テック株式会社。連続式水素炉や電機マッフル炉、箱型電気炉、バッチ式真空熱処理炉など、さまざまな種類の製品が販売されることがあります。公式ホームページでは写真つきでスペックが紹介されており、手軽に中古熱処理炉の検索が可能です。
メタルヒートエンジニアリングでは独自ネットワークが敷かれており、熱処理炉を処分したい業者と、購入したい業者の情報を集めることにより仲介販売を実施しています。公式ホームページには中古の熱処理炉がある場合には情報が掲載されるため、随時チェックすることで希望の炉が見つかるかもしれません。
中古の熱処理炉は豊富なラインナップの中から選べ、コストを抑えながらすぐに導入できるというメリットがあります。デメリットもありますが、それらを加味しても賢明な選択だと言えるでしょう。実際に中古熱処理炉を販売している業者のホームページなどを見て検討してみてください。
当サイトでは新品・中古を問わず、熱処理炉を導入する際に知っておきたい基本情報をご紹介しています。ぜひ以下のページも参考にしてください。
「日本工業炉協会」の正会員である工業炉メーカー112社のうち、熱処理炉を扱う62社を調査。
その中から、自動車業界、半導体業界、航空宇宙業界に必要な熱処理方法からメーカーを分類し、各社の熱処理炉の強みや特徴を紹介します。熱処理炉に求める効果から、自社に適した熱処理炉を選んでください。