豊富な経験と高度な技術を有するドイツのALD社の技術を取り入れた真空炉を提供する電気興業。ここでは電気興業の特徴や導入までの流れ、サポートやメンテナンス、熱処理炉の画像などを掲載しているので、熱処理炉選定の参考にしてください。

電気興業は熱処理設備および真空技術部門において、豊富な経験と高度な技術を有するドイツのALD社の技術を導入した真空炉の設計・製作を行っています。真空焼入、焼戻・低温テンパー、時効処理、真空焼鈍、溶体化処理、折出硬化処理といった用途で使われる、金型などの熱処理用の真空焼入炉・焼戻炉、航空機用エンジン・タービンの真空ロー付炉などの装置を提供しています。
真空炉は、加圧高速ガス(最大9.9bar)により、被処理物を急速に冷却できます(N2,AR,Heなど)。また、全周冷却タイプの炉(VKUQgr炉、VKSQgr炉)、上下冷却タイプの炉(VKNQgr炉)など、各種用途および被処理物の形状により、各種タイプの炉を用意。タイプにより対流加熱装置が付いており、マルクエンチも可能です。
電気興業では、使用する人や環境に配慮した製品作りをしています。製品やサービスの安全衛生を確保するため、グループ共通の「安全衛生・品質管理方針」に従って「事故・災害の撲滅」「交通事故の撲滅」「健康管理及び感染症等疾病予防対策の実施」を行っている熱処理炉メーカーです。
ドイツALD社の技術を導入した真空炉が注目される電気興業の熱処理炉。ALD社は、熱処理設備および真空技術部門において、豊富な経験と高度な技術を有していることが特徴です。このように、主に真空炉を提供している電気興業ですが、誘導加熱装置や誘導加熱装置など、熱処理の技術において多様な製品も取り扱っています。
トップページでは、日本工業炉協会の正会員の中でも、サポート体制が整っており、省エネ事業を行っている熱処理炉メーカー3選を掲載しています。失敗しないためのメーカー選びの参考にしてください。
メーカー選びに困らない!
信頼できる熱処理炉メーカー3選を
チェック

| 種類 | 炉名 | 温度 | 加熱方法 | 
|---|---|---|---|
| 真空炉(横型真空焼入炉) | VKUQgr炉 | 1,300℃ | - | 
| VKSQgr炉 | 1,300℃ | - | |
| VKNQgr炉 | 1,300℃ | - | 
クランクシャフト焼入設備は、偏心するピン部への安定した焼入れ、多様な焼入れ方式への対応、高精度な移動焼入れ、省スペース化、歪み抑制機構、自動化対応、そして幅広いワークサイズへの対応といった特徴を持ち、高周波発振機との融合による省エネルギー化と、豊富な国内外での実績で高い評価を得ています。
カムシャフト焼入焼戻設備は、カム部全箇所同時加熱・冷却、簡単コイル整合調整機構、独自の特殊形状コイル、効率と省スペースを実現するクラムシェル方式、ワーク径に自動対応するK-kahen(径可変)方式、そして歪み抑制機構と自動化対応により、高品質かつ効率的なカムシャフトの熱処理を実現します。
モーターローター焼入焼戻設備は、定置一発方式による短時間加熱と低歪みな部分焼入れで、薄肉部でも焼入規格を満たし、さらに従来の電気炉と比較して省エネルギー・省スペース・低コストを実現しつつ、同等の焼戻し効果と自動化対応も可能にする、EV・HV向けモーターローター製造に適した設備です。
等速ジョイント(CVJ)焼入焼戻設備は、あらゆる種類のCVJワークに対応し、溝部と軸部を同一位置で加熱することでタクトタイムを短縮します。高精度の位相決め機能や、移動焼入れ・定置一発焼入れの選択が可能で、二波合成加熱システムにより熱変形を軽減する「DKK CVJコンセプト」で、設備の小型化、容易なコイル・治具交換、ロボット連携、安定した品質、コスト低減を実現することが可能です。
ハブユニット焼入焼戻設備は、径差の大きいワークや薄肉ワークにも対応し、独自の「Denko-CARRIER HEATER」を含む最適な焼戻し方式を選択可能です。横搬送もしくはターンテーブル方式による高速処理、省スペース設計、容易な据付・立ち上げ、高いメンテナンス性、そしてモジュール化設計により、安定した高品質なハブユニットの生産と工場における生産性向上に貢献します。
ラックシャフト焼入焼戻設備は、歯面から背面、ボールネジタイプまで多様なラックシャフトに対応し、最速21秒/本の高速処理を実現します。直接通電加熱と誘導加熱方式の選択、低歪み加工、雰囲気焼入れ、そして二周波合成焼入れにも対応することで、高精度かつ高品質な熱処理を可能にします。
シャフト焼入設備は、ドライブシャフトやアクスルシャフトのような多様な長物ワークに対応し、2本同時加工による高精度な移動焼入れでサイクルタイムを短縮します。さらに、コイル移動方式で省スペース化を実現し、歪み抑制機構を備えることで、高品質かつ効率的なシャフトの熱処理を提供します。
ギヤ焼入焼戻設備は、二波合成加熱システムによりギヤの輪郭に沿った最適な硬化層を形成し、熱変形を大幅に軽減します。また、省エネルギー・省スペース・低コスト、短時間処理、電気炉と同等の焼戻し効果、自動化対応、そして容易な移動性を兼ね備え、高品質なギヤ製造における効率性と経済性、環境負荷低減に貢献します。
DENKO-CUBOは、発振機、制御盤、機械、水槽を1つの筐体に集約することで設置面積を約1/3に削減したコンパクト設計が特徴です。これにより、4トントラック1台での運搬や海上コンテナ輸送が可能となり、国内外での容易な据付と短時間での立ち上げを実現しつつ、四輪・二輪車をはじめとする小型部品への高い汎用性と優れた保守性を兼ね備えています。
「Denko-CARRIER HEATER®」は、電気炉と同等の高品質な焼戻しを短時間で実現しながら、省エネルギー、省スペース、低コストでの運用を可能にし、加工ラインへの容易な組み込みや移動の容易性も兼ね備えた次世代の連続焼戻し設備です。
| 会社名 | 電気興業株式会社 | 
|---|---|
| 創業年月日 | 1950年 | 
| 本社所在地 | 東京都千代田区丸の内3-3-1 新東京ビル7階 | 
| 営業時間 | 公式HPに記載がありませんでした。 | 
| 電話番号 | 03-3216-1671 | 
| URL | https://denkikogyo.co.jp/ | 
「日本工業炉協会」の正会員である工業炉メーカー112社のうち、熱処理炉を扱う62社を調査。
その中から、自動車業界、半導体業界、航空宇宙業界に必要な熱処理方法からメーカーを分類し、各社の熱処理炉の強みや特徴を紹介します。熱処理炉に求める効果から、自社に適した熱処理炉を選んでください。


