日本ファーネスは、創業から約70年以上にわたり、燃焼設備・工業炉設備の専門メーカーとして製品を提供し続けてきた企業です。ここでは日本ファーネスの特徴や画像、スペック、同社のサポート体制などをまとめました。
日本ファーネスでは、蓄熱体部分にセラミックハニカムを採用し、独自開発の四方切換弁によって高温空気燃焼・高温排熱回収を可能にした「HRS(高速切換式蓄熱型燃焼システム)バーナ」を使用した熱処理炉を提供しています。
「リジェネレイティブバーナ」とも呼ばれるHRSバーナは、日本ファーネスの独自技術によって大幅に窒素酸化物(NOx)を低減。バーナの組み込みによって鉄鋼・機械・窯業などの分野で使われる工業炉において、低NOx・CO2排出量の削減に役立てられています。
HRSバーナを搭載した熱処理炉では、環境保全やメンテナンスフリー、ランニングコスト低減といったさまざまな課題が改善されています。
一例として、「HRS-RT式メッシュベルト型熱処理炉」では、ヒーター加熱方式からHRS-RTのガス焚方式に変更したことで、性能は同等でありながらランニングコストが約4分の1〜3分の1までに低減しました。
日本ファーネスでは、製品の導入前から丁寧に相談にのり、希望に合わせた製品を提供しています。購入した方にはきめ細やかなアフターフォロー・メンテナンスを実施しており、保守を専門に行うスタッフが迅速に対応します。
工業炉やバーナの保守部品については、専門の部隊が対応。一定のレベルで稼働を続けられるように、定期的な点検・整備工事やメンテナンスを行い、スポットサービスにも対応しています。燃焼設備の診断や省エネに関する相談にも応じられるプロフェッショナルサービスを心掛けています。
日本ファーネスでは、HRSバーナを搭載した熱処理炉を複数取り揃えており、メンテナンスが簡単なものやランニングコストが低減できるものなど、ニーズに合う製品が選べます。保守やメンテナンスなどの維持管理も専門のスタッフが対応しています。
トップページでは、日本工業炉協会の正会員の中でも、サポート体制が整っており、省エネ事業を行っている熱処理炉メーカー3選を掲載しています。失敗しないためのメーカー選びの参考にしてください。
メーカー選びに困らない!
信頼できる熱処理炉メーカー3選を
チェック
種類 | 炉名 | 温度 | 加熱方法 |
---|---|---|---|
焼きなまし炉 | HRS-RT式メッシュベルト型熱処理炉 | - | ガス |
焼入れ炉 焼きなまし炉 |
HRS-DL式リトラック型熱処理炉 | - | ヒーター |
焼入れ炉 焼きなまし炉 焼きならし炉 |
HRS-DL式ローラーハース型熱処理炉 | - | - |
- | HRS-DL式プログラム連続熱処理炉 | - | - |
焼入れ炉 焼き戻し炉 焼きなまし炉 焼きならし炉 |
HRS-DL式台車型焼鈍炉 | - | - |
- | HRS-RT式バッチ型熱処理炉 | - | - |
焼入れ炉 焼き戻し炉 焼きなまし炉 焼きならし炉 |
HRS-DL式ローラハース型焼鈍炉 | - | - |
- | HRS-DL式メタルウォーキングビーム型加熱炉 | - | - |
- | バスケットレス多段回転炉床式アルミニウム合金熱処理炉 | - | - |
会社名 | 日本ファーネス株式会社 |
---|---|
創業年月日 | 2006年10月 |
本社所在地 | 神奈川県横浜市神奈川区二ツ谷町2-6 |
営業時間 | 平日9:00〜17:00 |
電話番号 | 045-872-8111 |
URL | https://www.furnace.co.jp/ |
2023年5月末時点「日本工業炉協会」の正会員である企業113社の中から熱処理炉を扱っているメーカー58社を抽出。その中でサポート体制について公式サイトに明記されている25社から、令和4年度「先進的省エネルギー投資促進支援事業」の対象であった3社を掲載。そのうえで、おこないたい処理方法別に分けて、それぞれの企業の強みや特徴を紹介しています。省エネにつながり、長期的に付き合える熱処理炉メーカー選びの参考にしてください。
※選定基準
2023年5月末時点、「日本工業炉協会」(※2)の正会員一覧に掲載されている企業全113社を調査。すべての企業の中で「熱処理炉」を製造しているメーカーは58社ありました(焼入・焼戻炉(真空炉・浸炭炉含む)、焼きなまし炉(焼鈍炉)、焼きならし炉(焼準炉)、窒化炉を「熱処理炉」と定義しました)。
58社のうち、メンテナンスやアフターフォローをおこなっている旨を公式HPに明記していたメーカーは25社でした。さらに、25社の中から令和4年度の「先進的省エネルギー投資促進支援事業」の対象となっているメーカーのみ3社を選出しています。
パーカー熱処理工業…3社の中で扱っている表面熱処理炉の種類が最多。
東洋炉工業…3社の中で唯一、黒化処理炉を扱っている。
大同特殊鋼…3社の中で企業オリジナルの炉の種類が最多。
※1 参照元:省エネルギーセンター「平成29年度省エネ大賞[省エネ事例部門]受賞内容」PDF(https://www.eccj.or.jp/bigaward/winner17/pdf/e1.pdf)
※2 参照元:日本工業炉協会 正会員一覧(https://www.jifma.or.jp/mem-search/official-lineup/)